株で重要なのは含み益ではなく実際の利益です。

株で100万円儲けた、株で500万円儲けた、皆さんもよく聞くことだと思います。ですが、その中で本当に100万儲けている人は意外に少なかったりします。それはその人が嘘をついているわけではありません。含み益計算で100万儲けていることを「100万儲けた」と言っている可能性があります。しかし含み益計算の儲けはまだ確定しているわけではないので、その後の展開で、含み益がなくなることもあります。なので、株を売って含み益を確定した利益にすることが重要なのです。

しかし、この利益確定というものは意外に難しいものです。儲かっているうちにさっさと売ればいいじゃないか、それで済む話じゃないかと思われる方もおられるでしょうが、話はそう単純ではありません。何故なら、この株を持ち続けていれば含み益が増える可能性がありからです。今この株の含み益は100万でも、3年経てば200万円になっているかもしれません。そう考えると、本当に今売っていいのかという話になります。その結果、売るチャンスを逃し株の大暴落に巻き込まれてしまうのです。

この例は少し極端ですが、その株が1年先どうなっているかは誰にも分からないので、つい売るのをためらってしまう例がよくあります。これから、その辺のことについて詳しく説明します。

頭と尻尾はくれてやれ、これは大切な考えです。

先に説明したように、未来の株価は誰にも分からないので含み益を確定利益に変えることは、本当に難しいことです。しかしこれはやらねばならないことなのです。では、具体的にどうすればいいのでしょうか。

何も考えずにある程度の含み益が出たところで機械的に売るのも手です。ここまで含み益が出たら売るということをあらかじめ決めておいて、含み益がそのラインを超えたら、マシーンのようにその株を売るのです。その時、その株の将来性とかそんなものは一切関係ありません。ただ機械的に売るだけです。そうすれば含み益を確実に利益に変えることが出来るでしょう。

他にも含み益を欲張らずに利益に変える方法があります。それは「頭と尻尾はくれてやれ」です。これはどういうことかと言いますと、株の下限価格と上限価格は気にするなということです、理論的に言えば、株は一番底値で買って一番高値で売れば最大の儲けを得る事が出来ます。だから皆売るタイミングに気をつけるのですが、株の未来価格が分からない以上、株の底値と天井価格は分かりません。なので底値と天井ははじめから捨てて、安めの値段で買ってそこそこの値段で売るのです。

それを心がければ、「ここで売らなければ100万余分に儲けられたのに」とか考える必要がなくなります。それを考える必要がなくなれば、精神的に楽に投資が出来るようになり、いつ利益確定すべきなのか、それを考えることで出てくるプレッシャーを減らすことが出来るのです。

損切りは利益確定よりはるかに難しいです。

機械的に株を売るか、頭と尻尾はくれてやれの精神でいれば利益確定作業がやりやすくなります。では損切りはどのタイミングですればいいのでしょうか。

結論から言えば、これに正解はありません。早いタイミングで損切りをすれば致命傷は避けられますが、頻繁に損切りばかりしていると利益確定が出来ないということになりかねません。と言って、株価がいつか上がるかもしれないからと損切りをしないでいると、将来どうにもならなくなって致命傷を負うことになりかねません。なので両者の真ん中で損切りをすればいいのですが、これがまた利益確定以上に難しいのです。

なぜなら、利益確定はどれだけ少ない利益であっても損はしませんが、損切りは損を出してしまうからです。人間誰しも損は出したくないものです。なので、まだ大丈夫じゃないかと考えて損切りを先送りにし、気がついた頃には大損が確定しているのです。損切りをするタイミングが早いと利益確定がなかなか出来ない、損切りの先送りにより大損を出す、この2つがあるので損切りは本当に難しいです。

ですが、大損を出すくらいなら早めの損切りをしておいたほうがいいでしょう。それで利益を生むチャンスを逃すのも困りものですが、大損よりはマシです。このように、投資はベストではなくベターを選ぶこともまた必要なのです。

売るタイミングは機械的に決めるのが一番良いです。

最後に売るタイミングについて説明させて頂きます。これは人によって様々で正解などないのですが、それを前提にしたうえで言わせてもらいますと、売るタイミングは2つあります。ひとつは機械的に株を売る方法です。これは株を買った時に株価が1株1500円になったら利益を確定して売る(あるいは1株1200になったら損切りする)と決めておいて、そのどちらかの条件を満たした場合、いかなる状況であれ株を売るやり方です。このやり方だとどの状況で株を売ればいいのか、相場状況や世界の情勢を見て悩む必要がありません。ただ機械的に売り買いすればいいのですから。

もうひとつの方法は、各種相場状況を見極めて、まだ将来性がある(上がる)と思ったら売らずにとっておき、もう将来性がない、もしくはどうなるかわからないと思ったら売る方法です。上手くいけばまだ上がる株を早期に手放さずに、より高い値段で売ることが出来ますが、大抵の場合は失敗しますので、前者の機械的な売り買いのほうがおススメです。

株の売り買いに希望的観測や勘など心理的な要素が加わると、大抵うまくいきませんから。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ